努力無限通信 vol.2
テイケイ株式会社トライアスロン競技部
小原 工
第26回全日本トライアスロン皆生大会に出場され過酷なコースに挑戦されたみなさんお疲れさまでした。昨年は灼熱の皆生。今年は梅雨真っ最中の涼しい皆生でしたね。バイクでは途中から豪雨になり視界が悪く大変だったかと思いますが、そんな中見事完走できた人、途中で勇気あるリタイアをされた人、それぞれだと思います。レースに挑戦したみなさんは勇気ある「心の勝者」なのですから胸を張ってください。
そして、大会を支えられた大会スタッフ、ボランティア、各市町村のみなさん大雨の中本当にご苦労さまでした。大会に関わられたすべてのみなさんの力で今回も大成功に終わったのではないかと思っています。
今回私はみなさんの応援という立場で沿道に立ち、久しぶりに大会を外から見させてもらいましたが応援も楽しくいいものでした。私を育ててくれた皆生大会ですから地元のトライアスロン仲間の先輩や後輩たち、トライアスロンを通じて知り合った全国の友人の方々がたくさん出場しており応援にも熱が入り気が抜けませんでした。声をかけるとほとんどの人がしんどいはずなのに反応してくれるのです。反応があると応援していて嬉しいですね。自分も声をかけられたらもっと反応しなければと思いました。
バイクの途中ちょうど雨が降り始めた頃淀江町の坂の手前で応援していたら、たまたまだれも交通誘導する人がいない交差点があり、しばらくの間傘を差しながら誘導のボランティアをしていました。寒く震えながらやっていると近くのエイドでボランティアをしていた男の人二人が応援に現れたのですがすでにずぶ濡れになっていました。「寒いだろうな」と思いながらも変わってもらったのですが、今日バイクコースでボランティアをしている人たちはみなびしょ濡れになりながらやっているのかと思うと傘など差さずにやるべきだったと反省しました。選手の気がつかないところでみなさん奮闘してい
るのです。感謝、感謝。
さて、レースの方はチームの後輩の三木に勝ってもらいたかったと言うのが本音でしたが、ベテラン藤原さんの圧勝に終わりました。42才のおやじパワー(藤原さんごめんなさい)にはすごいものを感じます。その秘訣はなんですかと聞いてみると「この3年間すべての肉を口にしていない」と言っておられました。なぜか?それは今度藤原さんに質問してみるとよいでしょう。三木にはこの悔しさを次のレースにぶつけてもらいたいと思います。
今回も9時半のタイムアップまでゴールで応援していましたが、そこにはいつもと変わらない風景がありました。みずえさんの「お帰りなさい」のアナウンスがあり、待っている人がいる選手たちはきついながらもあきらめず笑顔で帰ってきていました。タイムアップ寸前のゴールは今日一番の盛り上がりでした。みなさん感動をありがとう!みずえさん今年もお疲れさま!
次は私が自分に打ち勝つレース(8月アイアンマンカナダ)をする番です。
26年もの歴史をもつ伝統ある皆生大会もいろいろな諸事情により、試行錯誤が重ねられよりよい大会にするためコースの変更、制限時間の短縮、参加費の増加などがありました。これもすべて大会を続けていくため。大会関係の皆さんのご努力は相当なものです。これからもなんらかの変更点があるかもしれませんが、みなさん文句を言わず協力してくださいね。ロングのレースであのような街中を走れるのは皆生だけなのですから。
サマータイムドリームをみんなの力で続けていくために!