以前から検討されてきました最終フィニッシュ地点が皆生から市内へと移ることとなりました。
伝統の皆生大会を象徴してきたあの感動のフィニッシュがついに見られなくなるのです。
数多くの選手を迎えてきたあの感動のゴールに変更を加えなければならないのは主催者としても複雑な思いがあるのは事実です。
なんとかして今までのように皆生でゴールできないかを検討してきましたが、次に揚げるような理由により変更を決定することとなりました。
①周辺の宅地化による環境の変化
②皆生温泉会館跡地の使用不可による駐車場の不足
しかしマイナスファクターだけでの決定ではありません。
③より多くの市民に大会を観戦してもらうための仕掛け作り
実はこれが一番大きな目的でもあります。
こうした状況の中、市内中心部にある米子市営陸上競技場を来年より最終フィニッシュにすることに決定しました。(地図→→ http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F25%2F37.591&lon=133%2F21%2F6.914&layer=1&ac=31202&mode=map&size=l&pointer=on&sc=4)
県外の皆さんには信じがたいと思いますが、皆生大会は米子市で行なわれている大会でありながら未だに全市的な盛り上がりがあるスポーツイベントとは言い難いのが現状なのです。一部の人たちが皆生で実施して盛り上がっているとみる向きもあるわけです。
こうした指摘が生まれる理由の一つに会場がすべて皆生に集中しており主会場周辺に駐車場が少なく関係者で一杯になり一般市民が参加することが難しい状況がありました。
企業の支援や行政の支援が先細り状態の中で、地域として大会を支えていくためにも広く市民に開放された大会運営を目指していかなければ皆生大会の将来はないという危機感から開閉会式や最終ゴールの市内への変更が実施されるのです。
以前のように皆生ですべて完結していた大会から移動の必要が生まれる大会になることにより選手の皆さんには、負担をかけることとなりますが、将来を見据えて大会の存続のための選択であることをご理解頂きたいと願っています。
「参加する者すべてが主催者」
数々の感動を与えてくれたあのゴール地点が変わったとしてもそのスピリッツは何一つ変化はありません。
新しい仕掛けのなかで感動のゴールを演出するのは、関わる者すべてなのです。
最終フィニッシュ変更にともなう皆さんからのご提案(例えばフィニッシャーズストリートの演出はこうしたらどうかなど)をお聞かせ下さい。
運営に反映できるものは最大限取り上げていきたいと思います。
古き良き皆生と生まれ変わっていく新しい皆生の調和を目指していきます。