努力無限通信 VOL.6
テイケイ株式会社トライアスロン競技部
小原 工
みなさんこんにちは。寒くなってきましたね!これからはランの走りこみの季節です。
このオフの練習が来シーズンにつながりますからね。コツコツとがんばりましょう。
と言う私は今、寒さを逃れて宮古島にきております。11月に来るのは初めてなのですがやはり暖かい。と言うより晴れたら暑いくらいです。この時期に宮古入りしたのは、チームの後輩の田山がもうすぐ始まる第15回アジア競技大会に日本代表として出場するため、最後の追い込み合宿をするためです。そのトレーニングパートナーとしてバイクで苦しめるためにやってきました。22日にはレース形式の51.5キロの練習を行いましたが、ウエット無しで海で泳げました。もちろんバイクはガンガンいきましたよ。ランは日本選手権2位だったチームメイトの杉本が田山をひっぱりました。
トライアスロンがアジア大会の競技に採用されたのは今回が初めてなんですよね。本番は12月8日ですのでみなさん応援してやってください!男子は田山(テイケイ)と山本良介選手(トヨタ車体)の2名が出場します。カザフスタンのガーグ選手、サプノフ選手が強いですが、日本のワンツーフィニッシュを期待しましょう。
*第61回米子~鳥取間駅伝競走大会
11月11日~12日の2日間にわたって行われた伝統ある米子~鳥取間駅伝競走大会に出場してきました。この大会の歴史は古く過去にマラソンのオリンピック代表選手や箱根駅伝に出場した選手も多く輩出した大会でもあります。現在は米子から鳥取までの114キロを1チーム15人で繋ぐもので高校、一般、市町の63チームが参加しました。
僕は11年ぶりに参加したのですが、過去には皆生トライアスロンクラブで出場し区間賞を取ったこともありますし、もっと前には母校の由良育英高校(現在鳥取中央育英高校)のBチームで借り出されて(水球部だったので)走ったこともあります。この経験がシドニーオリンピックに繋がったのも事実です。
皆生通信で紹介もあったように、今回は鳥取県トライアスロン協会で田子さんの追悼チームを結成し、「みんなで田子さんを思いながら心を一つにして」タスキを繋ぎました。
僕の担当はスタートの1区9.6キロ。アイアンマンに比べれば短いもんだと思いきや、まわりは5千を14分台で走るわが母校の高校生、優勝候補の陸上自衛隊米子の陸上部などなど「ランナーはみんな細いなー」と感心しきり。久しぶりにはいたランパンからはアイアンマンハワイの時に日焼けした跡がクッキリ残る太い足。見かけは一番かな?なんてアホなことは考えず重要な1区をきちんと走りきることを考えスタートしました。田子さんの奥様、「お帰りなさーい」のみずえさんも応援に来てくれていたので力が湧いたのは確かです。
駅伝に向けての練習はアイアンマン後だったということもあり、ほとんどジョグのみだったので前半は遅れすぎないよう押さえていき中盤から思い切り走りました。雨の中びしょ濡れになりながらも楽しく走れて32分07秒と思っていたよりも良かったです。63チーム中19位で2区へ渡しひと安心。その後は順位を落としましたが、みんなでタスキを繋ぎきりました。2日目は難関6キロの山越え区間や山下り区間など箱根にも似たコース設定。今は珍しいですが、伴走車で選手に声をかけるという初めての経験もしました。
難コースをみな奮闘し1日目よりも順位を上げ37位でのゴールとなり、天国の田子さん
も喜んでくれたと思います。
*1991年鳥取浦富合宿
トライアスロンを始めて2年目、皆生での優勝を目指し、トレーニングも試行錯誤しながらやっている頃、大阪のチームが浦富海岸で合宿を行うと言う記事が目にとまり、そこにチームテイケイも参加するとあった。トライアスロンで活躍している大学の先輩八尾さんに一度会っていろいろ聞いてみたいと思っていたので即参加したいと応募した。
その合宿にはテイケイをはじめエイジグループのトップ選手から愛好家まで30人以上参加していたと記憶している。なんとも大人数の合宿だなと感心していた。八尾さんの第一印象は「まあ、よくしゃべる面白い人」だなというものだった。(今でもそうだが・・・)
八尾さんのほうも水泳の速い後輩が来るということで一目おいてくれていた。「お前が小原か!」それからの付き合いが今にいたっているが、テイケイの選手になるとは夢にも思ってもいなかった頃だ。
トレーニングは朝みんなでジョグ。朝食の後、毎日のように100キロ以上はバイクに乗った。雨の降る寒いある日は、3グループくらいに分かれて氷ノ山まで往復150キロ乗ったが、途中あまりの寒さに黒いゴミ袋を買って穴をあけウインドブレーカーの上に着たものだ。その日の夜、「明日は5時半スターとで300キロ行くぞ!メンバーはテイケイの3人と小原の4人。コースは島根県の松江まで行って帰る往復で小原が道案内」だと。「はぁ?300キロ!」途方もない距離に驚くとともに一日ではしりきれるの?今日の疲労もあるのに。トライアスロンってそんなに練習しないといけないの?と思ったが行くしかない・・・それも先頭固定!!
その後どうなったのでしょう?それは次回です。