努力無限 皆生から世界へ⑪
努力無限 皆生から世界へ⑪

努力無限 皆生から世界へ⑪

努力無限通信 vol.11

みなさんこんにちは。ここ数日は良い天候が続きトレーニング日和、レース日和でしたね。気持の良い天候の中、みなさんもいい汗を流されたことでしょう。私の方は5月27日に兵庫県の青垣町という自然豊かな場所で第9回ファインキッズ青垣トライアスロン大会(大人部門あり)があり、僕の息子と娘がレースに参加しました。子供たちには自由にがんばらせようとコース試走とアップだけに付き合いあまり口を出すまいと思っていましたが、いざレースが始まると他の親のみなさんと同じようにでかい声を張り上げていました。
「いかん、いかん」と思いながらもついつい興奮してしまうものです。レースの前なんかは自分のレースよりも緊張していましたね。結果はさておき・・・

ここ青垣町にはトライアスロンが大好きでトライアスロンキャンプイン青垣という合宿所のような家を建てられた大原さんという方がおられます。私たちチームテイケイも今まで何度も合宿でお世話になったことがありいつも感謝しています。この大会も大原さんが中心となり兵庫県協会の方々の努力で大会が運営され県民大会も兼ねています。今年は少し出場選手数が少ないように感じましたが、スイムはプールなので初心者の方にはもってこいの大会でリレーの部もありみんなで楽しめる大会です。僕も来年は密かに子供の友達のお父さんたち(トライアスリートではない)とリレーに出ようかと計画中
です。トライアスロンは誰にでもできます。来年は家族や友達もも巻き込んでこの青垣大会に参加してみてはいかがでしょう!?

*バイクカーニバル
5月5日に鳥取県協会の一大イベントバイクカーニバル(コース試走会)が皆生大会のトランジッションエリアをスタートゴールとして盛大に行われました。この日は雨の予報だったにもかかわらず、天候は晴れ。子供の日なので人数は少ないかと思っていましたが、県外も含め80人も集まりました。遠くは大阪や広島から日帰りの人もいましたし、前日に姫路から自転車で来たという方もいました。この中には子供の日に子供をほったらかしで来ていた人もいたでしょう。かく言う私もその一人なのでした。そのばちがあたったのかどうかバイクシューズを兵庫の家に忘れ、恥ずかしながらランニングシューズで145キロ乗るはめに・・・でもこれもまた良い練習になるだろうと気持ちを切りかえみなさんとトレーニングしました。
最初に簡単なアドバイスをさせてもらい3グループに分かれてスタート。幸い僕のペダルは幅が広いので違和感無くペダルを回すことができました。途中、ある女性選手から「小原さん、シューズとペダルくっついているみたい」と言われ意外とランシューズでも乗れるもんだなと。思い出したのは昔のライバル田村選手のこと。彼はトライアスロンを始めて間もないころいつもランシューズでバイクに乗っていました。誰もが「バイクシューズ履いたほうがいいよ」と言っていましたが、「僕はこれが結構合うんですよねー」と彼はそれで宮古島大会で3位になってしまったのです。それから誰も何も言わなくなりました。

普段は地元鳥取の人たちとはあまり話す機会がないので自転車に乗りながら出来るだけ多くの人たちと言葉を交わしながら楽しみました。今回は岡山、兵庫、大阪、広島など県外からの参加も多く嬉しかったですね。来年はもっとたくさんの方が来ることお待ちしております。ちなみに145kmフルコース4時間37分でした。

*コンチネンタルカップ天草国際大会
51.5kmのオリンピックディスタンス発祥の地、天草大会へ8年ぶりに行ってきました。
昔はこの大会がワールドカップを兼ねていたり、アジア、世界選手権の選考レースになっていたので92年から99年までは毎年参加していました。天草トライアスロンクラブの方たちとも交流ができ、レース後の楽しい集まりによく誘っていただいたこと覚えています。選手として強い人、酒が強い人、みんなを楽しませる人などいろんな方がおられましたね。シドニーオリンピックの時には天トラのみなさんから盛大な声援をいただきました。レースで泳ぐ海、風光明媚な海沿いのバイクコース、きつい坂のあるランコースが好きだったのでもう一度選手としてこの大会に出場したいと思っていました。

51.5キロは2年ぶり!ましてやチームの後輩田山選手以外の日本のトップ選手が集まったのでプレ日本選手権のようでした。レベルが高ければ高いほど燃えるのが僕の性格。スピード練習はしてないけれど一人でも多くの若い選手を食ってやろうと意気込んでレースに臨みました。しかし、スイムではロングのレースでは味わえない苦しみを久々に体験し「昔はいつもこんなだったな」と思いながら泳いでいると後半は楽に泳げ、何とか福井、西
内選手のいる大きな集団の後方でスイムアップ。チームの三木、杉本もほぼ同時にトランジットへ。後方からのスタートだったため、バイクに乗ると前にはたくさんの選手がおり一人ずつ拾って「こらぁ、いくぞ!」と言いながら何とか形成された集団に追いつきよい展開に。
でも、まわりを見ると昨年優勝の杉本がいない!?彼には2連覇をしてほしかったので、ここにいることが絶対条件だったのに・・・残念でしたがその分三木とがんばりました。

16人の集団でランニングに入るとスピードの切りかえが利かず集団の後方。それでも徐々にペースはつかめると信じ我慢して走り、4キロ過ぎからペースアップ。少し挽回しましたがランタイムは予定より1分悪く、エリート男子45人中11位でのゴールとなりました。(三木13位、杉本14位)一けた入りを狙っていたので少しとどかず残念。優勝は7年前、一緒にシドニーに出場した福井選手(トヨタ車体)でした。ロングのレースもいいですが久々のオリンピックディスタンスの苦しみもいいものです。チャンスがあればまた挑戦します!