日本初となる障害者だけによるアクアスロン大会、Challengedアクアスロンin皆生大会が10月8日、鳥取県立米子屋内プール及び隣接する県有地で開催されました。
この大会は、普段スポーツを楽しむ機会の少ない知的や身体障害者の人々にその楽しさを味わってもらうことをために企画されました。運営は障害者の作業施設を運営しているNPO法人と鳥取県トライアスロン協会や皆生ライフセービングクラブまた日本フットボールリーグ(JFL)に参戦しているサッカーチーム・ガイナーレ鳥取を運営しているNPO法人山積みスポーツクラブなど地元で活動している様々な団体が実行委員会を組織して運営されました。
レースは障害の程度やアスリートの体力に合わせてチャレンジ(スイム25m、ラン660m)、スペシャル(同50m、980m)、チャンピオン(同75m、2900m)の3つのカテゴリーに分かれて競技しました。
当日は朝から生憎の雨に見舞われましたが、鳥取県内から応募した53名(当日参加は51名)のアスリート達は、力一杯自分の可能性に挑戦していました。
選手の中には、第9回皆生大会に出場した後、視覚障害障害者となったアスリートもおられました。
レースの様子を表現するのはなかなか難しいのですが、障害のあるなしに関係なく直向きに挑戦するアスリートの姿には、こみ上げてくる感動がありました。
ゴールする選手を見つめながら「皆生大会と全く一緒だ!」と心の中でつぶやいていました。
27年前に日本最初のトライアスロンレースに出場した選手が53名で今回の大会への参加者も同数。
何かの因縁を感じます。
皆生で生まれたトライアスロン競技に新たな歴史が加えられることとなります。
スポーツは誰でも楽しむことの出来る素晴らしいものであり、トライアスロンは実はその中でも、もっともそれぞれの年齢・体力・身体状態にあわせて楽しむことの出来るスポーツの1つであることを再確認しました。
このアクアスロン大会は、今年は県内選手を対象に実施されましたが、来年からは全国大会として開催されることが検討されています。
Challengedアクアスロンin皆生の参加者のレポートはこちらから→→ http://www.tottori-ta.com/33/1251.html
Challengedアクアスロンin皆生に関する報道は→
日本海新聞→ http://www.nnn.co.jp/news/071009/20071009003.html
山陰中央新報→ http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=444190179
読売新聞→ http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news002.htm
朝日新聞→ http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000000710090007