近年の皆生大会は、天候に大きく影響を受けて開催されてきました。
昨年は台風の影響を受けましたね。そして一昨年は大雨、その前の年はスイムでの高波、まだまだありますねその又前の年は、スタート直前に沖合に落雷がありましたね。
本当に最近、天候不順というかなにかに憑かれたように皆生大会は、自然の流れに影響され続けてきました。
しかし今年の大会は、開会式前に突然のスコールが降った位で灼熱の太陽の下、暑いレースが行われました。と多くの皆さんは認識しているかと思いますが、実は今年もそう簡単には、大会は開催されていなかったのです。
大会の準備がほとんど整っていた7月17日木曜日夕方4時50分頃、皆生海岸を監視していたライフセーバーが海水浴場内(海岸から約20m沖)で約2~3mくらいの大きな黒い魚影を目撃したのです。
その魚影は、蛇のように左右に体をくねらせながらしばらく湾内にとどまっていました。
当時、海水浴場の沖合には、3名の女子中学生が遊泳しておりライフセーバーは直ちに彼女たちに退水指示をだして安全を確保したのですが、珍客の突然の訪問に皆生だけでなく米子市内中その話題で持ちきりとなりました。
イルカ?クジラ?マグロ?それとも・・・サメ?
3日後には、850名の選手が泳がなければならない海域に正体不明の魚影が見つかってしまったわけですから、大会本部としても大きな衝撃を受けました。
選手の安全を確保できなければ、また今年の大会もスイム中止になってしまいます。
翌日、朝一番に鳥取県警のヘリコプターが上空から約1時間の検索後、今度は海上保安庁のヘリコプターが2時間後再度、検索。
翌朝つまり土曜日の朝には、鳥取県の防災ヘリコプターが上空から検索をかけるという大捜査網の結果、幸いに何も発見することができませんでした。
もし何か沖合にでもそれらしき影がみられたら・・・
でも2~3mの大きな魚影とはいったい何だったのでしょう・・・?
ちなみにこれ以降、皆生周辺で大きな魚影は確認されていませんのでご安心ください。