努力無限通信 皆生から世界へ⑳
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皆生通信読者のみなさんこんにちは。
寒い冬真っ只中ですが元気にトレーニングされていますか?こちら米子は何度か雪が降り大山はきれいな雪化粧。今はだいぶ解けてしまいましたが見ているだけで心が安らぎ気持ちが癒されます!
天気の良い日にバイクに乗れば空気がおいしくα波を感じながら景色を楽しむことができます。ココ最近は昔練習していた大山周辺の秘密の?コースを久々にバイクではしりに行き、トライアスロンを始めた頃のことを思い出しています。あの頃は私のトライアスロンの師匠たちに連れられて何も考えずにただひたすらペダルを回していたけど、米子は本当に自然環境に恵まれた所だと改めて感じています。子供を育てるにもスポーツの練習をするにもここの生活環境は抜群です。この自然をうまく有効利用すれば強い選手が必ず育つはずです。自分はここで強くなれたのだから!
さて、平成20年もあっという間に終わろうとしていますね。みなさんはどんな年だったでしょうか?私の方は今年もいろいろな経験をした年になりました。
恒例だった宮古島合宿、篠山マラソンで失速したこと、チームの突然の廃部、それを乗り越え北京オリンピックまでチーム全員でがんばったこと、米子へ活動拠点を移したくさんのイベントに参加したことなどなどいろいろな変化を体験した年となりました。今までどんなときでもどんなことが起ころうとも前向きに物事を捉えられるようになったのも、トライアスロンという競技を続けてきてたくさんのことを学んできたからです。いつも私の周りには明るく前向きな人達が多かったのも大きかったでしょう。これからもその気持ちを忘れることなく挑戦していきます。

●ライフセービングベーシック講習会体験
「今しかできないことを一生懸命やる」これがこの11月の私の課題でした。そのひとつの挑戦としてまずはベーシックの資格を取るため5日間の講習と筆記、実技試験を受けました。レースでいつも泳ぐ皆生の海に恩返しをしたいという気持ちと、水辺の安全を守ることに役にたちたいと思っていたからです。あるトライアスリートが「人の役に立つため、人を守るために」と立ち上げた皆生ライフセービングクラブの存在も大きかったですね。
私は生まれ変わったら「海猿」になります。映画の影響が大きいかも知れないですが、まさに海を守る男の仕事ですよね。現実はあんなにかっこいいものではないと本当の海猿の方に聞いていますが、それでも生まれ変わったら試験を受けて海上保安庁に入ることに決めています。これまじです!
話はとびましたが、実際講習会を受けてみていろいろな知識と技術を身につけることができました。午前中は教本に沿ってライフセービング概論や心掛け、海の知識、サーフパトロール、レスキューなどの知識を学び、午後から11月の海に実際に入り(少し寒かったですが・・・)、技術を学ぶというもの。知っているつもりが、分かってないこと、できるつもりが実際できないことが多く、やはり日々の勉強とトレーニングが必要なのはなんでも同じでした。
特にサーフボードを使ってのレスキューは一人で操作するにはなんともなくても、溺者を乗せてパドリングしながら操作するのはなかなか思うようにいかず、普段からのトレーニングが必要と強く思いました。オーストラリアなどのライフセーバーが走っても泳いでもボードに乗っても速い訳が良く分かりましたね。私も本物のライフセーバーを目指したいと思いました。でも、ライフセービングで一番大事なことは人命救助をすることではなく事故を未然に防止することなのです。ライフセーバーになることはトライアスロンにも役立ち、トライアスロンはライフセービングにも役立つのではないかと思います。今回受講した─w)€タ碓人の中にトライアスリートは3人いました。皆さんも自分をひとつ高めるため挑戦してみてはいかがでしょう。

●ハワイトライアスロンin湯梨浜(ゆりはま)大会
鳥取県初のオリンピックディスタンスの大会が来年5月24日に開催されることが決定。ここは旧羽合(はわい)町と二つの町が合併した町で、その名のとおり温泉と梨と浜(海岸)があるのが特色です。これまで毎年、ショートトライアスロンinハワイという記録会を鳥取県協会がやっていたのですが、これから湯梨浜町の一大イベントとして行われることになりました。
この大会は県中部の自然豊かな東郷池(湖のような)を舞台にそのまわりを使ってのコース設定がされています。先日コース試走をかねてのバイク+ランを地元トライアスリートの石川さん(家がコース上にある)に案内してもらい走ってきました。バイクはスタートしてすぐ小さな峠(1.5キロほど)を上り、それを下るとあとはほとんどフラットな湖畔をはしるスピードコースで1周13.5キロを3周回するもの。ランはその周回を約1周しコース上にある燕趙園(えんちょうえん)という中国庭園の前広場がゴール。走った感想としては湖畔を走るのでとにかく気持ちがいいのと峠の頂上の景色が最高!でした。
スイム会場とトランジットエリアはあやめ池スポーツセンターというトレーニング施設と体育館、カヌーの練習場になっている場所で公園も隣接しています。コース上にはいくつかの公園と羽合(はわい)温泉などの宿泊施設もたくさんあり家族で来ても楽しめると思います。来シーズン前半のレースにみなさんいかがでしょうか。中国ブロックの国体予選会と学生選手権の西日本予選もかねて行われるので盛り上がること、楽しめること間違い梨(ナシ)です。
スイムコース、大会の詳細の情報はまた分かり次第お伝えしていきますね。

★今年も一年私のコラムを読んでいただきありがとうございました。来年からは選手活動とともに新たな指導活動の場も広げていきますので、さらに充実したコラムにしていきます。来年もよろしくお願いいたします。
  みなさん良いお年を!!!   
  小原 工