バイク時間制限が変わります
バイク時間制限が変わります

バイク時間制限が変わります

公式ホームページのトップにもアップしていますが、昨年まで15時00分だったバイク競技の制限時間を15時30分に繰り下げます。

第24回大会までバイク競技のリミットタイムは15時30分でしたが、25回大会で定員をそれまでの750名から800名へ増員する条件として警察からコース上の滞留する選手の総数に制限をかけてほしいとの要望から15時へ繰り上げられました。
この繰り上げは、特にバイクを不得意とする選手にとって大きなプレッシャーとなりました。
特に、大山山麓を巡る皆生大会のバイクコースは、日本でもっともハードなコースとなっており30分といえども制限時間近くでバイクを終了していた選手には、乗り越えなければならないもう一つの峠ともなっていました。

24回大会当時、この繰り上げで失格となる選手数は10名程度でした。従ってそれほど大きな障害にはならないと考えられていましたが、昨年の大会では、なんと30数名もの選手が関門に引っかかり失格となってしまいました。失格者の大幅増の要因として考えられるのは、第1に昨年の酷暑があげられます。またもう一つ大きな要因として参加者の年齢のアップが考えられます。トライアスロン競技が生涯スポーツとして定着するようになって皆生大会の参加者の平均年齢は、年々上がっています。
年齢にあわせて楽しむことの出来るスポーツとしてこのことは、喜ぶべきことではありますがバイクはバイクを不得意とする選手にとっては、大きな問題です。

多くの選手が、この大会を楽しみにして遠路やって来てくれているわけですから一人でも多くの皆さんに完走の喜びを手にしてほしい。
幸いにして選手のみんさんのご協力もあって25回大会からバイクパートでの重大事故が1件も起きておりません。これは選手の競技に対する意識の向上の表れと考えております。
こうした状況を警察と検討した結果、元の時間に戻すことが許可されました。

今回の制限時間の緩和は選手自身が自覚をもって大会に臨むことで可能になったのです。

トライアスロン競技を守り育てていくことは、決して大会主催者だけで出来ることではないことを証明してくれました。