10月12日体育の日、秋晴れのもと第3回全日本Challengedアクアスロン皆生大会が盛大に開催されました。
この大会は、知的・身体の障害の種別に関係なくハンディーのある人に思いっきり体を動かすことによってスポーツの楽しさを体感してもらうことと、障害者と健常者が触れ合い相互理解を深めることにより心のバリアフリーを目的として3年前から開催されてきました。
大会は、アスリートの運動レベルに合わせて①チャレンジクラス(スイム25m、ラン500m)②スペシャルクラス(スイム50m、ラン1000m、③チャンピオンクラス(スイム100m、ラン5000m)に分かれて実施しました。
今大会には、アスリート91名と彼らをサポートするパートナー(伴走ボランティア)100名、一般ボランティア260名と総勢450名を越す関係者と多くの市民が皆生大会のトランジションエリアとなっている皆生プレイパークに集結しました。
パートナーには、地元の鳥取県トライアスロン協会だけでなく近県の協会からもボランティア参加者が参加してくれました。
また、この大会のテーマソング「君よ輝け」を作曲していただいた高石ともやさんもスペシャルゲストとして参加していただきアスリートにエールを贈ってもらいました。
障害者特に知的障害のある人がスポーツを楽しむ環境は、残念ながら日本ではまだ整備されていません。
また、健常者の各競技団体は各県体育協会が統括していますが、障害スポーツは都道府県の福祉窓口が管理していますから
健常者と障害者が連携する機会はなかなかないのが実情です。
この大会は、この垣根を越えてお互いの存在を認め合うことを大きな目的のひとつにしています。
実際彼らがゴール目指してがんばる姿は、見るものに大きな感動とエネルギーを与えてくれるのです。
これは、皆生大会での選手が観客に与える感動を全く同じもです。
障害の有無を超えて人間の大きな可能性を私たちに与えてくれるすばらしい大会となってきました。
トライアスロン競技の新しい可能性を秘めた大会ではないでしょうか。
皆生大会同様、今後全国に広まっていくことを願っています。