レース中の事故発生時における対応について
レース中の事故発生時における対応について

レース中の事故発生時における対応について

今年の大会においてバイクで転倒した選手とボランティアが接触する事故事案が発生しました。
当初、ぶつけられたボランティアから「大丈夫ですから。」との回答があり現場ASの担当者が選手のレース続行を指示したため選手はその場から離れレースに復帰しました。

しかしその後、ASに居合わせた他のボランティアから精密検査を受診した方がいいのではとの申し出があり救急車により近くの病院へ搬送されました。
結果としてはボランティアの方は、大事には至らず良かったのですが、これが大きな問題に発展してしまったのでした。

皆生大会は、皆さんご存じの通り交通規制を設けずに車道を一般車両と共に走行しています。
従って自転車は軽車両ですから立派な車両です。それが人と衝突したわけですからこれは完全な交通事故となります。
加えてその当事者が現場を立ち去ったとなるとこれは最悪のひき逃げ事案となるのです。

当初、病院から連絡を受けた警察からすぐ大会本部に確認がありひき逃げ事犯であるので早急に当該選手の身柄を確保するようにと指示がありました。
ボランティアとの接触による救急搬送という出来事に過去遭遇したことがなかったために大会本部として適切な対応が出来なかったことが第一番のミスでした。
今回の出来事は、大会本部としても重大な問題として受け止めています。
レースの開催要件を勘案して人身事故に発生時の対応マニュアルを現在検討しています。

選手においては、人身事故・物損事故に関わらず事故が発生した際は本部からの指示があるまで現場から離れないようにお願いいたします。

こうした事故発生時、選手がとるべき行動については競技説明会やメルマガを通して広報していきますのでご注意ください。