地元のトライアスリート達が中海の浄化を願って1994年から2000年まで毎年6月に開催していた「アイラブ中海スイムラン」がオープンウォータースイム大会としてに復活することとなりました。
中海スイムランは、鳥取県トライアスロン協会発足とともに地元への社会貢献事業として中海の浄化活動の一環として開催されてきましたが、2000年10月に起きた鳥取西部地震の影響で会場であった米子湊山公園の遊歩道が壊れてしまい使用できなくなり2000年の大会を最後に幕を引きました。
その後、中海浄化の運動はNPO法人中海再生プロジェクトが中心になって活動を行ってきました。
今回この活動の10周年を記念して中海を横断する同大会がオープンウォータースイム大会としてリニューアルされ開催されれる事となりました。
中海は鳥取県と島根県(都会の人は鳥取と島根の区別があまりつかない人が多いと思うけど・・)の間に広がる国内で2番目に大きい汽水湖。昭和40年代までは赤貝やシジミを始めゴズ(ハゼ)やスズキなど数多くの種類の魚が獲れる豊饒な海でした。しかし高度経済成長に伴い生活排水の影響などにより徐々に富栄養化が進み豊かな海は荒れ果ててしまいました。また国が推し進めた中海淡水化事業により水門が建設されて以降は、外海からの新鮮な海水の供給がとまりさらに状況は悪化しました。2002年に同事業が中止となった以降は、中海・宍道湖エリアが世界湿地条約(ラムサール条約)の指定を受け環境保護の動きが活発になってきました。
そして環境保護活動の一環として今回の大会開催となりました。
開催日は6月26日(日)。大会前日には会場となる湊山公園の湖畔で夕暮れコンサートが開催されます。
また大会にはオリンピックのメダリストをゲストとして迎え大会を盛り上げていく予定となっています。
中海は内海ですから日本海のような波はありませんが、皆生大会を約1ヶ月後に控えたこの時期に同距離を泳ぐことで自信をつけるには最適ではないでしょうか。
大会への申込はこちらから→ http://gozura101.chukai.ne.jp/site/page/chukai/subtop/project/
参考として「アイラブ中海スイムラン」を開催していた頃のHPです。 http://www2.sanmedia.or.jp/swimrun/