東日本大震災による福島原発事故の影響で海外からの観光客が激減し経済活動に大きな影響を与えています。
国内ではビジット・ジャパン構想で国策として海外からの観光客を年間1000万人台に増やすための活動を続けてきました。
特に溝畑観光庁長官になってからは「スポーツツーリズム」推進によって海外からのインバウンドを増やすための施策が取られてきました。
溝畑長官は昨年の大会にも来られており皆生大会には注目されていました。
そんな中、3月に起きた東日本大震災の影響で全国的に海外からの観光客が激減するという状況が発生してしまいました。
スポーツ大会にも大きな影響があり5月に開催予定だったトライアスロンワールドカップシリーズ横浜大会は9月に延期になったり直接被害を受けた東北地方の大会は軒並み中止となってしまいました。
しかし被害を受けなかった西日本では通常通り大会が開催されることもあり今年の皆生大会は海外、特に今回は韓国からの選手団を受け入れて元気な日本をアピールし風評被害払しょくを図ることになりました。
韓国選手団の受け入れには米子空港とと韓国・仁川空港を結ぶ国際定期便が就航していることと5月に開催されたサイクルイベント「ツール・ド・大山」に韓国の有名なサイクリストが多数参加したことでより話が進み、6月中旬にはミスタートライアスロン・小原工選手が訪韓して協会関係者への働きかけにより実現しました。
ソウルでの歓迎会には、20名を超すトライアスリートが出席し元アジアチャンピオンとの交流を行いました。
5度のアジアチャンピオンに輝いた実績はやはり今でもその輝きを失っておらず参加者のサインや記念写真のリクエストに終始笑顔で応え素晴らしい交流の環境を作ってきてくれました。
この誘致活動により選手11名、随行5名の総計16名が今大会に参加することとなりました。
今後、皆生大会では国際化を進めていくことになりました。
アジアにとどまらずより広い地域からの選手の募集を図っていこうと思っています。賑やかになってきます。