TETSUJIN皆生通信 特別増刊号
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皆さんこんばんは
第29回皆生大会が本日開催されました。
午前7時のスイムスタートした選手達は、ゴール目指して力の限り頑張ってくれました。
しかしながらバイク競技途中から降り始めた雨は、トップを走った藤原選手が境港の折り返しを通過する頃には、バケツをひっくり返したような大雨となりその後、断続的に降り続きました。
男子は藤原祐司選手が7回目の優勝を飾り、女子は久保田早紀選手がフィニッシュ直前で意識を失いながらも這うようにフィニッシュテープを切り見事初優勝を飾りました。

しかしその後レースは午後5時38分鳥取気象台の大雨・洪水警報発令に伴い、大会本部で選手並びにボランティアの安全を確保することは困難と判断しレース途中での中止を決定しました。
多くの選手がマラソンコースに残っていましたが、天候の更なる悪化や長時間に亘る降雨による身体への影響や道路の冠水などの競技環境の危険を顧慮しての苦渋の判断でした。
選手からは、「もう少しでフィニッシュできた」「私は大丈夫だ」といった声を上がっていましたが、警報発令という気象条件の中で無理してレースを継続して万一何らかの事故が発生してしまってからでは取り返しがつかないし、今後の大会の開催にも大いに影響を与えます。
また、選手だけでなくサポートして頂いているボランティアは、雨具を羽織っているとはいえ長時間同じ場所でじっとしているため全身ずぶぬれの状態で選手に誘導や声援を送っていました。
こうしたボランティアの安全を確保するのも大会主催者の義務であることも
合わせてご理解頂きたいと思います。

この大会に向けて積み上げてきた選手の皆さんの努力に対して敬意を表すると共にそれを発揮する場を提供できなかったことに心から心が痛んでいます。
しかしながら私たち大会主催者も昨年の大会が終了後、今年のこの大会のために必死に準備を進めてきました。選手の皆さんと同じように心痛んでいることをご理解下さい。

完走された皆さん、そして残念ながらフィニッシュラインを超えられなかった皆さん大会は来年も開催します。そして来年は記念すべき30年の節目となります。今年の悔しさを共有して来年に向けて行きたいと思っています。
選手、ボランティア、スタッフの皆さんお疲れさまでした。
全日本トライアスロン皆生大会スタッフ一同