強面の好々爺 木村副競技委員長!
強面の好々爺 木村副競技委員長!

強面の好々爺 木村副競技委員長!

スイムフィニッシュ地点でスイムパートを終えて上陸する選手を大きな声で選手の誘導をしている人といえば脳裏に浮かぶ人がいるかもしれません。また、最終フィニッシュ地点でフィニッシャーズストリートの整理をしている人と言えば殆どの方が思い出されるかもしれません。
見た人は皆「この人どんな人だろう?」と不思議に思われるかもしれませんが、この方こそ皆生大会の副競技委員長兼会場整理部長・木村敬郎さん(きむらよしお、でもみんな「けいろうさん」と呼んでいる)なのです。
木村さんは元米子市役所の職員で現在は退職されていますが、この大会の感動が忘れられず仕事を離れても退職後も現役スタッフとして陣頭指揮を執ってくれています。
実は木村さん元々は高校野球の審判員なのです。現在も鳥取県高野連副審判部長として活躍中で、皆生大会の頃は、いつも夏の甲子園大会の県予選と重なり超多忙の中の大会参加なのです。
野球の審判員ですから、ストライクかボール・アウトかセーフという見極めの世界の人ですから、とにかく判断が厳しい。その口調の厳しさとその強面の風貌からジャパニーズ・ヤクザの印象が強いのですが、実は皆生ライフセービングクラブのメンバーでもあり困っている人を見かけたら放っておけない人情家。面倒見の良さはナンバーワン!20年くらい前は、みんなそのことが理解できず兎に角、関わり合わない方がいいかなぁと敬遠していたのですが、今では若い選手からも「ケイジイ!」と親しみを持って呼ばれたりもします。

Q.皆生大会との関わりはいつ頃から?
A.だいぶまえのことだから、よぉ~おぼえちょらん!(おぼえていない)・・・痴呆が始まったのかも・・
Q.スイムフィニッシュ地点での「ラ!ラ!ラ!」と言っている誘導はどうゆう意味?
A.こっち!こっち!と言っても選手はよく聞こえない。「ラ」の音が一番耳に残りやすからそう言っている。
 ・・・・なるほど・・でもホントにそうなのかなぁ?

選手の皆さんにエールを・・
辛く苦しいレースを戦い抜いた選手達の姿にはいつも感動させられる。今年もみんな目標に向かって頑張り、元気な姿でゴールして欲しい。みんなのゴールは、しっかり俺が見届けるから。

シードニーオリンピックでは小原選手の応援団長として参加。応援の場所取りで「ディス・イズ・ジャパン!!」と訳の分らない英語で凄んで見せて30mものスペースをゲットするなどシドニーでは大活躍。また皆生ライフセービングクラブのメンバーとしてもゴールドコーストで現地のメンバーとすぐ意気投合する国際派。写真は昨年のオーストラリア遠征の時のもの。

酔っぱらったときの口癖は「殺すぞぉ~!」
やっぱりコワイ人なのかも・・・・。