第61回米子鳥取間駅伝競走大会
第61回米子鳥取間駅伝競走大会

第61回米子鳥取間駅伝競走大会

終戦の荒廃の中で産声を上げた駅伝大会。商都米子から県庁所在地の鳥取市までを一本のタスキで繋ぐ米子鳥取間駅伝競走大会が今年も11月11・12日の2日間にわたり
開催されます。この大会は2日間で114.9キロを走破する駅伝でアップダウンが続く皆生のバイクコースも駅伝のコースに入っています。
この大会にはバルセロナオリンピックに出場してマラソンで銀メダルを獲得した森下広一選手や山下佐知子選手も学生時代に出場していました。
現在では珍しくなってしまった監督車の伴走があったり多くの沿道の声援があったりと古き良き時代の駅伝を継承している大会なのです。
そして今年この大会に鳥取県トライアスロン協会が初出場することとなりました。単独のクラブとしては皆生トライアスロンクラブが昭和62年から連続出場を続けていますが、県団体としての参加は初めてです。

実は今回の初参加には今年1月に起きた列車事故で亡くなったトライアスリートの追悼の念が込められているのです。この事故については、Vol.11でご報告していますが、彼の告別式でトライアスリート仲間が読んだ弔辞の中で一緒にこの駅伝を走った時の思い出が紹介されました。「区間最下位とその次で恥ずかしかったけど、二人で大笑いしましたね。その大らかさが愉快だった。」スポーツを心から愛していた仲間を忘れないように彼の意志をみんなで伝えていこうという声が鳥取県協会員の中からあがったのです。
この想いに賛同してくれた仲間が集まり厳しい114.9キロのレースに挑戦することとなりました。

メンバーには、通夜にも飛んできてくれたチームテイケイの八尾彰一監督や小原工選手そして今年の大会で3位に入った三木邦彦選手と蒼々たるメンバーも加わってくれて彼の遺志を一本のタスキに繋ぎます。
初日の11日は午前10時米子市営陸上競技場を出発し倉吉市陸上競技場までの8区間61.1キロ、2日目の12日は倉吉市陸上競技場から鳥取県庁までの7区間53.8キロを繋ぎます。
熱い思いをトライアスリートが繋いでいきます。ご声援ください。

昨年の大会を紹介した紙面はこちら→→
http://www.nnn.co.jp/news/051111/20051111005.html

区間等のご紹介はこちら→→
http://tottori-ta.com/?m=wp&WID=2774