杜の都といえば宮城県仙台市の代名詞ですが特にケヤキ並木は有名です。
しかし実は米子市内にも約2kmにわたって続くケヤキ並木があり市民に憩いを与えてくれています。
この並木は、道路建設時に当時の担当者が「仙台のケヤキ並木の美しさに感動しあのような街並みがここにもあれば・・」との思いから設計されたものらしく、設計者の思いの通り今では米子市民にもっとも愛されていいる並木通りとなっています。交通標識や信号機を遮蔽しないように「武蔵野」という種類のケヤキが植えられています。
先日米子市民を対象に実施された「好きな景観」アンケートでも大山に次いで2位にランクインされました。
マラソンコースの皆生通りと国道431号線の交差点を境港方面にちょっと行くとその並木の入り口にたどり着きます。4車線道路の両側に植えられたケヤキは道路を広く覆い、真夏の日差しを完全に遮ってくれて通行人に涼を提供しています。
またこの樹林は多くの野鳥たちの住処にもなっていて夕方時分にもなると巣に戻ってきた野鳥の声で周辺はまるでジャングルにでも迷い込んだような喧噪に包まれます。
今この並木どおりは一面紅葉して紅いアーケードとなって目を楽しませてくれています。
陸上から今度は海上の景色です。
11月下旬のよく晴れた日の夕方に現出した蜃気楼です。
少しわかりにくいかもしれませんが、海上に浮かんでいる船らしき陰が縦に長く伸びています。これからの時期美保湾では、しばしばみられる光景です。
蜃気楼は富山湾などが有名ですが、皆生海岸を中心に広がる美保湾でも目にすることができます。