審判部からのお願い
審判部からのお願い

審判部からのお願い

①選手枠増員に伴うスイムパートでの注意点今大会より定員が850名となりました。
より多くの選手の参加が可能になったことは喜ばしい限りですが、定員増による事故発生の可能性が高まることは絶対にあってはならないことです。
皆生大会のスイムコースは、日野川河口からスタートし約350m沖合で左折して折り返し地点へ向かいます。
毎年この左折地点周辺で大混雑し選手同士の接触などが見られ、参加者からも改善を求められてきました。
今年は、さらに50名の定員増となりより一層混雑が予想されます。
現在、危険回避のためスイムコースのレイアウトの変更を検討しています。
また、別記事で掲載していますがスイムフィニッシュ地点が自然災害により崩落していますので最悪の場合は、大幅なコース変更もあるかもしれません。

危険回避のためのコース変更など選手の安全を最優先に考えいますが、「自分の安全は自分で守る」
意識が最も重要であることをお忘れなく。

②競技規則の周知によるフェアな競技運営
2月24日(日)に全国一斉にJTU公認2種並びに3種公認審判員資格試験が実施されました。
毎年この時期に審判員資格取得のための試験が実施され新たに多くの審判員が生まれています。
しかし審判員資格保有者の競技者全体に占める割合は、ほんの僅かなものです。
審判員資格保有者は、競技ルールや大会運営マニュアルなどについて講習会で学ぶことにより競技に対する見識をより高めた競技者と言えます。
トライアスロン競技は、他のスポーツと違い広域にわたって競技エリアを必要とします。
そこでは、自己の競技力だけでなく他の選手との関わりや地域社会との関わりなど多方面にわたるマナーなども競技力の一部として備えていなければなりません。
「泳いで漕いで走る」だけがトライアスロン競技ではありません。

スポーツである以上、ルールが存在することは当然です。
しかしトライアスロン競技では共通のルールが確立される前に各地に大会が立ち上げられたため競技ルール遵守の意識は低いことがよく指摘されます。
またバイクパートでしばしば指摘されるドラフティングについてもその概念やルール運用については、数年前と現在では違いが見られます。
ほとんどの選手が趣味としてトライアスロン競技を楽しんでおられるわけですが、共通のルールを守ることにより他の選手とのトラブルの防止がひいては自分自身の安全を守ることに繋がっていくのです。

ルールがあまり無いようで実は、競技を安全にそして公平に進めていくための基本的なルールがあることを理解して競技に臨んでいただきたいと思います。