ニッポン新見聞録①~名古屋編
ニッポン新見聞録①~名古屋編

ニッポン新見聞録①~名古屋編

アジアの新興国の勢いに沈滞気味の日本で今最も元気のいい地域それが中京圏。
その核となっている名古屋市に行って来ました。
そういえば昨年の日本シリーズは中日が優勝したのですね。
やっぱり景気がいいところは全てがうまくいっているみたいです。

そして今回のミッションはその景気のいい名古屋周辺の皆さんに山陰に来てくださいとお願いに回ることでしたが、旅の一番の楽しみはなんと言ってもご当地での食べ歩きですね。昼間の活動はそこそこに夜の帳がおりれば元気百倍。泊まったところが名古屋駅周辺だったのでとりあえずその周辺でおもしろそうな店を探索!
新幹線のガードしたに居酒屋風のお店発見「手羽先 山ちゃん」。でも周りをよく見ると100m位先にも「山ちゃん」その向こうにも同じ名前の店が・・。一体どういうこと??
あとで分かったことですが、この山ちゃんという店は名古屋を中心に東京や北海道、熊本などに出店している居酒屋グループらしいのですが、キャッチフレーズがすごい。
「世界の山ちゃんグループ」です。HP→ http://www.yamachan.co.jp/index.html
やっぱり世界標準の名古屋です。言うことがデカイ!!世界ですぞ。
私は知らなかったのですが、手羽先を食べ始めたのは実は名古屋がその発祥とのこと。
お店の看板料理もやっぱり手羽先。ピリ辛に味付けされた手羽先を食べればイヤでもお酒が進みます。それとお店の中に手羽先の正しい食べ方が解説されていたのもおもしろい。
こだわりを感じますね。他にもカリカリに揚げた鶏皮も絶品。お陰でアルコールもすすみ日中の疲れも手伝って朝までぐっすり眠ることが出来ました。

翌日、日中の行程を終えると待ちに待った2日目の夜です。
2日目は地元在住の方に案内されて名古屋駅前の「赤から鍋」をいただきました。
名古屋駅正面のビルの地下1階にある店に入ると場所柄、背広姿のサラリーマンがほとんど仕事帰りに一杯というところです。
さて、この店のお勧めは店名にもなっている「赤から鍋」。名前だけでも想像できるとおり唐辛子ベースの辛い鍋。辛さの程度によって1番から10番まで鍋の辛さが調整できるようになっています。辛いのが苦手な人には赤1番、素人さんにはお勧めの赤3番、一番辛い赤10番のただし書きが「悲しくないのに涙がでます」。
辛さには多少強う方ではありますが、初めてでもあり明日の仕事のことを考え赤6番に挑戦することとなりました。(食事するのに挑戦というのもおかしな話です。)

赤から鍋といっても中身は野菜や肉が入った所詮はキムチ鍋という認識だったのですが・・・。
一口含んで「むぅ・・たいしたことないね。」そして2口目を口に含んだ途端。「かっらーーー!!」そうです本当の辛さというのはしばらくしてからやってくるのです。みんな頭から汗かきながらハアハア言って口を動かしています。熱いのか辛いのか判らないまま口の中が熱いからビールが手から離せない。「やっぱり赤3番でよかったんじゃないの?」と弱音を吐く者あり。一番かわいそうなのは遅れてやってきた2人。辛いのが全くダメだったようでおまけに医者に酒を止められたようでビールもアウト。勘定だけはキレイに割り勘でした。

おじさんが10人集まってワァワァ言いながら囲んだ鍋でしたが、最後は定石の雑炊やラーメンをいれてごちそうさま。辛さを克服した不思議な達成感にみんな満足顔でした。

この辛い鍋のお陰か、この夜も10時過ぎには就寝するという超健康的な生活をしたお陰で翌朝は、朝6時には目がパッチリ!用意していたランニング用具をバッグから取り出すと朝の街に飛び出しました。
知らない街を走るのはたのしいものです。色々な発見やサプライズがあります。
名古屋駅前の道路を一本中にはいると格子戸の家並みが残っていたりして本当に興味深い。

名古屋女子マラソンの中継なんかを見ていると平坦な街のような印象があったのですが、実は西から東に向かって結構起伏があることがよく分かります。
こんな坂道平気な顔して走っている選手って凄いなぁ・・なんて考えていたらなんかおなかの中がゴロゴロ鳴り始めた。そうです昨日の赤から鍋の影響が出てきたのです。道に迷わないようにホテルからはあまり遠くならないようなコースを走ったつもりですが、唐辛子の攻撃は強力です。ゆっくり走っていたからそんなに汗をかいていなかったのに突然襲ってきた腹痛に汗が一度に吹き出してきました。「大変だぁ!急げ!」といっても急ぐと余計に苦しくなるもの。おしりに力を入れて上下動少なく走るのがこんな時のコツ。テイケイの八尾監督が言っていた2軸走法で無駄な力を使わずに体重移動。
焦るな!でも急げ!でなんとかホテルまでたどり着くと一目散に部屋へ飛び込んで何とか難を逃れられたのは八尾監督の教えだと便器の上で監督に感謝感謝の早朝ランニングでした。

長くなりますが、今回の名古屋訪問のもう一つの目的は名古屋ドームでおこなわれるフリーマーケットへ鳥取県物産ブースを開くことにありました。
初めての名古屋ドームそれも普段なら絶対入れないフィールドやベンチに感動の連続でした。

名古屋は何回か来たことはありましたが、2月16日には第2名神が開通しより一層身近なところとなった気がしました。
今度は何番の鍋を食べようか考えています。