審判部長からのメッセージです。
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第28回全日本皆生トライアスロン大会を振りかえって
種田清審判部長

灼熱の太陽の下鉄人たちが果敢に挑む「第28回全日本トライアスロン皆生大会」が7月20日、米子市の皆生温泉を出発し、東山陸上競技場をフィニッシュとする190.195キロのロングレースが開催されました。

今年は大会誕生から28年目の大会、出場エントリー数過去最多の814人の鉄人達が、190.195キロのロングレースに挑み熱いドラマを繰り広げました。スイム3キロ、バイク145キロ、ラン42.195キロのコースです。沿道の各ポイントで待ち受ける約2700人のボランティアの声援が、選手達の孤独な挑戦を支える大会です。
私は、今回審判部長という大役を任せられました。
大会当日まで、各関係の調整、大会準備はもちろんの事、主に審判業務で鳥取県内外からのJTU(日本トライアスロン連合)審判員、皆生トライアスロン・ローカル審判員への競技規則の説明及び当日の役割分担を調整してきました。
大会当日の朝5時にはスイム競技可能と決定しました。しかしスイムゴール地点でのスロープの上がりの個所が、波が打ち寄せ急遽スイム上がり地点を変更しました。その変更作業もボランティア及びスタッフの協力のうえ、朝7時には、大会会長(米子市長)の笛の合図で過酷なレースが始められました。

今回松本徹さんを審判長とし、審判部長の経験させていただいた事で、一番大変だったのは選手の安全です。特にスイムでは、スタート時のバトル、海での競技でもあり潮の流れ、天候の急変です。

出場選手814名中、リタイア数7名(タイム・オーバーも含む)でした。続いてバイクコースでは、807名中、リタイヤ数95名(タイム・オーバーも含む)でした。最後のランの競技では、712名中、リタイヤ数55名(タイム・オーバーも含む)でした。最終フィニッシャ数は、657名で完走率は、約81%でした。この結果から見て灼熱の皆生大会が戻ってきたのではないのでしょうか。

また一般道路や歩道を使用する事から、交通違反、マナー違反をする選手が少し出たもの、近年出場される選手のマナーが向上したのではないのでしょうか。閉会式のときに審判長が好評述べていた様に、コース上にごみを捨てるといった選手は、ありませんでした。また大きな事故もなく競技を無事終了する事ができました。
県内外のマーシャルの皆さん、大変お世話になりました。また出場された選手の方達からも、「有り難う。」「お疲れ様でした。」という感謝の言葉が非常に嬉しく、また有り難く思いました。
最後に今大会を迎えるまで、また競技終了後にも片付け等支援して頂いた選手の皆さん、有り難うございます。また来年もこれから先ずっと皆生大会が開催し続けれるよう皆さんと協力していければと思います。