190.195キロという長い旅の始まりは、3キロのスイム競技。
自己との長い戦いを始めようとしているトライアスリートにとってスタート前は、高まる緊張感の中「その時」を待っています。
「スタート1分前」「スタート30秒前」「スタート10秒前」そしてその時が来た瞬間、伝統の皆生大会のスイム会場に響いたのは・・・。
「ピリピリピリー~」というホイッスルの音。「エッ!?」その拍子抜けの合図に気合いが抜けた選手も多かったかもしれません。
海上でスタートの瞬間を待ちかまえていた筆者も驚きのあまり海に落っこちそうになりました。
3年前までスタートの合図は、ピストルで行って来ましたが、一昨年よりホーンに代えています。
当然今年も同じように行われる予定でしたが、競技委員が5時の段階でスイムフィニッシュ地点の急遽変更になりその混乱でホーンの受け渡しを完全に忘れてしまったのです。
第1回皆生大会のスタートで、用意していたはずのピストルを忘れてホイッスルで「ピリピリピリー~」と日本トライアスロン競技の産声をあげて以来の音色。原点を思い出させてくれたスタートなりました。
来年からは、絶対ホーンは忘れないでくださいね!水泳部長!