TETSUJIN皆生通信 Vol.147
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TETSUJIN皆生通信 Vol.147

       日付2020/4/25
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      ◆◆◆◆◆ TETSUJIN 皆生通信◆◆◆◆◆
       大会主催者初のメールマガジン Vol.147
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      ◆◆管理人のつぶやき◆◆
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報道やホームページなどで既に発表していますいますので皆さん既に
ご存じの通り今年の皆生大会は中止となりました。
もう少し早く皆さんに報告しなければならなかったのですが報道や
トライアスリートのネットワークですぐ拡散するでしょうから皆生通信では
中止に至る流れや今後の問題点、来年に向けての取り組みなどについて
情報提供しようと思い、今回の配信となりました。
一読いただき皆さんのご意見をお聞かせいただければ幸いです。

【中止までの経緯】
過去39回の歴史の中で台風などの直接的な影響でデュアスロン形式になったり
選手の安全性を確保するため距離を短縮して大会を実施してきたことは
何度もありましたが、大会の完全な中止というのは初めての経験です。

宮古島大会の中止発表が1月下旬、そして4月開催予定のレース中止発表が
続いた3月上旬時点ではまさかここまで新型コロナウィルスが蔓延するとは
思いませんでした。どこかのタイミングで拡大は下降線を辿るだろう。
そして7月開催が無理だとしても8月末あたりに感染予防対策を整えてうえで
順延開催を計画しておりました。
3密を避けるため開閉開式は行わずネットでの競技説明会若しくは市営野球場の
バックネット裏席などを会場とする案など検討しました。
一番問題だったのはASでの食品の提供。これに対しては補食できるASを限定し
手間はかかってもすべての食品を小袋に分けて配布するなど事細やかな対策を
ずっと検討していました。
しかし政府などの感染拡大防止策が連日のように広報されながらも感染者は
増加の一途。当時、鳥取・島根両県での感染者は0名で中国地区での感染者も
1桁台でした。しかし国内から多くの参加者が集う皆生大会において選手だけでなく応援の皆さんも数千人単位で来県されることを考えると前述の感染防止対策
では感染を防ぐことはできません。
また4000名を超すボランティアに対する安全の確保が出来ない。
こうした状況から中止の判断に至りました。

正式発表の前夜、大会事務局に競技委員全員が参集し明日中止の発表をすることを告げました。
ほとんどのメンバーが中止やむなしを予想していたとは思いますが、しばらく無言の時間が過ぎていきました。みんなそれぞれの立場で大会の準備を進めてきましたから無念の思いだけはみな共有していたことは伝わってきました。
重苦しい雰囲気の会議が終わり皆重い足取りで部屋を後にしました。

一言残念でなりません。

これが中止決定までの動きです。

【今後の問題】
皆生大会規模の大会ではほぼ1年を通じてスタッフを配置して開催準備や終了後の事務整理を行っています。また大会ポスター、選手やボランティアへの支給品など選考発注する物品が多数あります。
中止を決断した時点で既に発注を済ませていた物品があります。
また昨年まで皆生温泉旅館組合が事務局を受け持っていましたが今年より皆生トライアスロン協会から鳥取県トライアスロン協会が事務委託を受けて職員を配置しています。
こうした物品発注、人件費などは大会を開催することで支払いが可能になりますが中止により収入の目処が途切れてしまいました。
赤字補填に対しては他の大会同様、自治体からの支援がありますが皆生大会への鳥取県・米子市の財政補助はもともと大きくはありませんでした。
現在、県・市とも支援金をどの程度にするか検討中です。しかし現在、提案してもらっている金額では不足部分を穴埋めすることは不可能です。
宮古島大会は中止による赤字額全額(2200万円)を宮古島市が負担したようですが、残念ながら民間が主体となって運営してきた皆生大会の場合は行政にそれだけの負担を期待することは出来ません。
5月上旬には県・市からの補助金額が確定する予定です。
その金額が確定次第、不足部分をどのように穴埋めしていくかが課題となっています。

40周年事業として皆生聖地化プロジェクトなど既に沢山の選手・関係者から支援いただき事業を進めてきました。それが結実する直前に発生した今回の疫病拡大。
しかし皆生の灯り、それはトライアスロンの歴史です。その伝統と希望の灯りを決して途絶えさせることのないよう皆さんにも力添えをお願いすることもあるかもしれません。これまで選手、スタッフ、ボランティアみんなの力で支え合ってきた皆生大会をこれからもよろしくお願いします。

【来年への取り組み】
40回記念大会は正確には延期という形で来年7月18日(日)に開催する予定です。
東京オリンピックが同時期に延期になりましたので海の日が今年同様移動する関係で来年も大会日程は3連休にはならないと思われます。
またコロナウィルスが完全に終息していない可能性もありますので感染防止の対策は検討しておかなければならないと考えます。
選手、ボランティアの安全を図りながら運営していく必要もありますから選手の皆さんには従来通りの対応が出来ない可能性もあります。
その際はご協力をお願いします。

世界中が混乱の中にあっても自然は悠然としてなにも変わっていません。
春を迎えて木々は緑の衣を身につけ花々はそこかしこで咲き乱れています。
この困難をのりこえるには自然の木々や花々が冬じっと堪え忍んできた姿を思いながら暮らしていきましょう。

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