■コウボウムギ
コウボウムギは海浜に生育する多年生の草本で東アジアの海岸に広く分布し、砂浜などに群落を作ります。
姿が筆に似ていることから名筆家でもあった空海(弘法大師)にちなんでこの名前がつきました。また実際に筆として使われたこともあると言われ、別名のフデクサ(筆草)はこれにちなんでいます。
写真は、米子と境港の境の米子空港入口の海岸から見た景色です。
■ハマダイコン
ハマダイコンは食用のダイコンが野生化したもので、当然の事ながらダイコンそっくりです。この時期全国の海岸あたりにこの白い花を見ることが出来ます。
細く空に向かって伸びた茎の先に咲いた花は可憐な姿ですが、繁殖力が旺盛で放っておくと辺り一面に広がります。
また根っこというかまさに大根の姿をした根っこは地面にしっかり根付いて抜こうとしても相当な力を入れないと抜くことは出来ません。
旺盛な生命力を持った植物なのです。
最近はその根っこをすって薬味などに加工する試みがあちこちで行なわれているようです。
私も今度試してみようと思っています。