いよいよ来年30回記念大会を迎えます。
海のものとも山のものともわからない中、全国から集結した53名の勇者達が皆生海岸をスタートして30年の歴史が累々として積み重ねられてきました。
日本だけでなくアジアで最初に産声をあげた大会は、その競技の精神をしっかり受け継ぎながら今日まで運営してきました。
4000名を超えるボランティアに支えられながら日本屈指のメジャー大会の一つとなっています。
30年といえば人間の世界では、1世代です。
つまり30回記念大会以降は新世代の大会と言うことになります。
皆生大会では、歴史の長さだけでなく時代が変わってもいつも日本トライアスロン界を背負って次代の競技を目指していきたいと願っています。
◇リレーの部を創設します。
水泳、自転車、ランニングととてもポピュラーな3種類のスポーツを組み合わせた競技といっても一人で連続して行うトライアスロン競技は、だれでもすぐにできるものではありません。
特にロングでアップダウンが連続するバイクコースを走る皆生大会などは、しっかりトレーニングを積まなければ完走することはできませんし怪我などダメージを体に残してしまいます。
でもレースを見た人で「自分もやってみたい」と思った人は少なくないと思います。
やってみたいけど敷居が高いと感じている人や1種目ならなんとかクリアできると思っている人たちにもトライアスロンの楽しさを体験してもらうために30回大会を記念して3人1組によるリレーの部を創設することとなりました。
「1人で3種目やるからトライアスロンなのだ!」というご指摘もあるでしょうが、楽しみながら挑戦することがトライアスロンの精神です。細かいことは抜きにしてみんなで頑張れば楽しいと思います。
すべての人々に開かれたトライアスロン競技を目指して大会としても初挑戦します。
皆さんのチャレンジをお待ちしています。