交流人口の拡大や地域振興につながると期待されるスポーツ観光を推進するため、観光庁は11月17(木)、18日(金)の両日、国立公園・大山を主会場に「スポーツ観光人材育成研修(中級)」を開催しました。
中級研修は全国で1か所のみで開催されることになっており、観光庁は、豊かな自然に恵まれ、伝統ある「トライアスロン皆生大会」やサイクリング大会「ツール・ド・大山」が開催されるなどスポーツ環境にすぐれているとして、研修会場として当地に白羽の矢を立てました。
研修には全国各地から観光関連の実務者等約20人が集まり、先進事例を学んだり、スポーツ観光の振興策を考えました。
2日目のフィールドワークでは、ミスタートライアスロン・小原工選手がガイド役となって、大山の麓から日本海までの約20kmのダウンヒルサイクリングを体験しました。
参加者からは「苦労話を含めて、皆生トライアスロン大会の成功事例が大変参考になった」「やはり百聞は一見にしかず。知らない鳥取の素晴らしさを知ること、そして多くの方々に知り合えたことに感謝!」「大山ダウンヒルサイクリングが本当に素晴らしかった。持ち帰って、早速取り組んでみたい。」などといった感想が寄せられました。
鳥取県西部地域には、韓国からも大勢のサイクリストが来ています。毎週金曜日に境港に入港するDBSクルーズフェリーには、自転車を持った多くの韓国人サイクリストの姿を目にすることができます。そういえば、今年のトライアスロン皆生大会には韓国から16人の選手団もやってきて、大きな話題となりましたね。
今鳥取県では、スポーツツーリズム・エコツーリズムを通して、国際リゾート地として世界に打って出るための様々な取り組みを行っています。
「トライアスロン皆生大会」は間違いなくその中核となるスポーツ大会ですので、鳥取県トライアスロン協会としては、鳥取県や米子市などと協力して、スポーツツーリズムに邁進していきたいと考えております。皆様の御声援をよろしくお願いいたします。