ルール上、ウェットスーツは低体温症を防止するためのものですが、浮力により選手の安全性を確保するためのツールとして着用義務を謳っている大会が殆どといえるのではないでしょうか。
皆生大会が開催される7月中旬、水温は25度前後あり外気温はスタート時で25度を超える場合もあります。
このような高温下でのウエットスーツ着用による身体への悪影響が懸念されています。
また紫外線などで劣化したウェットスーツや体型変化により体にフィットしなくなったものなどもストレスとして身体に悪影響を及ぼします。
くわえてスタート前の緊張感、スタート後の脈拍数の一時的な上昇など選手の心臓にかかる負担は一気に増大します。
こうしたウェットスーツ着用の弊害と着用の有効性を検証するため今年のスイム競技にはウエットスーツを着用しないスイマーを試験的に選手に混じってコースを泳ぐことになりました。
テスト泳者は目立つ色のトップスを着用して目立つようにしています。
彼らは選手ではありませんので選手の皆さんは気にせずに泳いでください。
今後、ウェットスーツの着用についての議論の参考にしていきたいと思っています。
また選手の皆さんからもこの問題についてご意見があればお聞かせ願います。