本年8月17日に、高石ともやさんが逝去されました。
かつては「受験生ブルース」の大ヒットなど、「日本フォーク界の旗手」として
多くの人々に親しまれた方でした。
音楽活動の一方で、有数の長距離ランナーとしても活躍されました。
「ホノルルマラソン40数回連続完走」、「アメリカ大陸横断レース(4700km、64日間)
を日本人初完走」など、偉大な記録は枚挙に暇がないほどです。
特筆すべきは、日本初「第1回皆生トライアスロン(’81年)」において、
果敢にチャレンジし、見事チャンピオンの栄冠に輝いた方でした。
前人未踏の競技の国内開催に加え、二人同時にチャンピオンが誕生した
感動的な手つなぎシーンに、多くのメディアが称賛しました。
その折、高石さんの談話「日本初の大会に完走できただけで十分うれしい。
貴重な体験ができた喜びを、誰かと分かち合いたかった。 これがトライアスロンの
魅力ですね。」
ここから生まれた精神は、「全員勝利者の大会」として今も皆生で活き続けています。
皆生大会15回記念では、テーマ曲「サマータイムドリーム」を作って頂きました。
優しさと強さを備えた作品です。 まさに高石さんの人生訓のように響き、伝わります。
皆生大会は元より、日本中のトライアスロン大会に貢献された方でした。
きっと来年の大会でも、天国からの歌声が届くはずです。
いつものように温かく「勇気と希望」を伝えて頂けると思います。
感謝の思いはつきません、本当にありがとうございました。 安らかに・・・
実行委員、競技委員一同